この課程に進むためには、まず広島県江田島市にある第1術科学校潜水科で、潜水作業の基本と空気ボンベで水深20メートルまでの潜水技術を習得する専修科開式スクーバ課程を修了する必要があります。
その後、約15週間にわたる海曹士特修科潜水課程で、水深40メートルまでの潜水技術を習得します。
その後、さらに専門の課程が用意され、希望者の中から選抜された学生が、水中での危険物の処理を専門とする「水中処分員」あるいは「飽和潜水員」として養成されるのです。
深海潜水訓練装置にて訓練を受ける飽和潜水員は、週に一度、脳波チェックを受けることになっています。
また、心拍数等のデータはもちろん、就寝中は心電図を計測し、入念な注意を払う必要があります。入学は毎年10月であり、学生数は5~12人と少数精鋭で行われます。
学生たちは4カ月間、座学はもちろん、深さ11メートル訓練水槽内で実技訓練を行います。潜水作業は「バディ潜水」と称され2人1組で行われます。
よって、実技役2人と水中警戒員2人が一緒に潜ります。1回の訓練は、15分から30分程度の15~30分間を3セット行います。
飽和潜水士 は出会いが少ない傾向もあり、なんと出会い系サイトや婚活サイトでも ごく稀に居るそうです。
しかし年収が高いですが危険と隣り合わせですので一緒になるには、ハラハラドキドキ刺激的と言えるでしょう。
飽和潜水課程では、年始に行われる「学生飽和」が注目されます。学生たちは、水深60メートルを再現した「深海潜水訓練装置」内で飽和潜水訓練を1週間にわたり実施します。その一週間中、地上の7倍もの気圧下にある装置内の居住区画から一歩も外に出ることはできません。
修了者は、晴れて「飽和潜水員」となり、潜水艦救難艦『ちよだ』や『ちはや』などに配属されることになります。飽和潜水員になるには、多くの工程をクリアしなければいけないことが分かります。深度450メートルで活動するには高度な技術が必要です。
高気圧酸素治療装置に関しては、バレーボールを加圧する実験が公開されています。わずか4気圧を加圧しただけで、バレーボールはぺしゃんこになってしまいました。普段、私たちが地上にいると体にかかる気圧は1気圧です。しかし、水中に入ると水の重み、つまり水圧がかかってくるため、10メートル潜るごとに1水圧、1平方センチメートルにつき1キログラムの水圧が加わってくるのです。
さらに深海潜水時には、高い圧力が人体にかかるため、窒素ガスなどが血液や体液に溶け込む現象が起こることが分かっています。
深海での作業は、体を守るために沢山の注意が必要です。深海から急に浮上させる際に、ガスが急速に膨張し、例えば血管に詰まることで致命的な状況に陥ることがあります。炭酸水のボトルが開いた際に、水圧や密度の変化により発生する泡が体内で生じるのです。
このように危険の多い飽和潜水士 という職業ですが、
いきなりなる事は到底できませんので、飽和潜水士 とお付き合いされる事を
前提に地道に探しましょう。
150日の実働で2,000~3,000万円になる…貯金額も大きいでしょうね…^^